電気刺激による質感生成


"様々な質感の再現が可能な触覚ディスプレイの開発が期待されています.一方で,マウスなどの入力インタフェースと相性の良い,小型なデバイスが望まれています.微弱な電気を身体に流すと触感を提示可能であることは古くから知られていましたが,質感を伝えるための刺激生成方法については十分明らかにされていませんでした.本研究では,単純かつ小型なマウスに電極を取り付けた,質感の提示のインタフェースを開発しました.指で凹凸のある面をなぞった際の神経活動を模擬した電気刺激パターンを生成することで,いくつかの段階の粗さを伝えることができます."


Publications

  • 吉元俊輔, 黒田嘉宏, 井村誠孝, 大城理, 物体表面の自己相似性を伝える電気触覚パルス頻度変調. 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, Vol.16, No.3, pp.307-315, 2011.
  • S. Yoshimoto, Y. Kuroda, Y. Kagiyama, T. Kuroda, O. Oshiro, Tactile Mapping Approach using Electrical Stimulus Pattern. In Proc. The 18th IEEE International Conference on Robot and Human Interactive Communication, pp.460-465, Toyama, Japan, 2009.


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